父親向けイベントの作り方(1、仮説定義)
私の最初の活動として「父親向けのイベント」を作ることになりましたが、イベントを作ることのみ決まっていて、それ以外は全く決まっていませんでしたので、いろいろと情報収集を行いました。
現状把握
まず、現状把握。
簡単に言うと、マーケティングの3Cに基づき、必要な情報を集めてきました。
1,Competitor(競合)
→ここでは、下記の2点を調べました。
- 近隣で父親を対象としたイベントが行われているのか
- (実施されている場合)どのような内容なのか
【調査結果】
⇒近所の保育園や市の生涯学習センターで実施しているが、内容は子供と遊ぶことや父親学級(子供の入浴方法等)だった。対象者は、生まれる前~未就学児の父親。
2,Customer(顧客)
→ここでは、下記の2点を調べました。
- 対象地域に父親がどのくらいいるのか
- 父親が求めるもの(ニーズ、課題)は何か
【調査結果】
⇒国勢調査等の情報を踏まえ0~6歳の子供を持つ世帯を調べたところ、対象地域には該当する家庭が凡そ2,000世帯あることが予想された。
該当する父親がどのようなニーズを持っているか不明。
3,Company(自社…ここではイベントを実施する施設)
- 父親の施設利用状況、イベント参加状況はどうか
【調査結果】
⇒イベントを企画しても、母子での来館が多い。
休日は、父子利用も見受けられる。
仮説
上記の情報から実施したいイベントの仮説を立ててみました。
仮説:イベントに「来れない」父親を呼び込む
施設の来館状況から少数ながらも来館があること、現在企画されているイベントの多くが平日の日中だったため、父親の活動時間帯に合わせられれば、多少の参加者が募れる可能性があると踏みました。
そもそも、地域内に対象が2,000世帯あり、全員呼ぶ訳ではないので大多数が興味を持つイベントを作る必要はないと考えていました。その分、イベント内容に制約が少なくできました。
(割合でいえば、同一地域内で0.1%程度の関心に引っかかれば良いわけです。)
仮説:父親向けイベントは行われていない
少なくとも近隣で行われている父親向けイベントは、絶対に父親が参加しないと成立しないものではありませんでした。これは、広く参加を呼びかけるが故のことだと思います。
それを逆手にとって、父親がやりたいこと、父親がいないと成立しないことを内容に盛り込んだイベントを作ることにしました。
以上のようなことを漠然と考えて、1回目の企画へ進んでいきます。