世代間交流コーディネーター
特定非営利活動法人 日本世代間交流協会が行っている資格に「世代間交流コーディネーター」と言うものがあるそうです。
私自身も世代間交流は必要だと思っており、父親向けイベント「ばあんでファミリー」を企画・実施していく中で、活動を通じて少しずつ具体的な繋がり方を実践してきました。
具体的には、下記の3企画です。
2013年10月 親子 × 学生(高校生)= ハロウィンパーティ
2013年12月 親子 × 地域住民 = 餅つき
2015年 3月 親子 × 地域住民 × 消防署の方 = 餅つき
イベント企画側から見て、世代間交流による最大のメリットはイベント内容に幅が出来て、独自性を見出しやすいことを感じています。
実際の世代間交流コーディネーターについて、チラシは入手しましたが、それ以外の情報が無いため、今後も動向をチェックしていきます。
子育て世代とイベントについて
「子育て世代」
非常に耳障りの良い言葉ですが、果たして誰のことなんでしょうか。
具体的に定義しようとすると非常に難しいし、きちんと定義していないと、その先が確実にぶれます。
「子育て世代」=子供(1)を育てる世代(2)と分けて考えてみます。
(1)子供とは
・何歳なのか
(20歳までを子供と捉えても、乳児・幼児・児童・生徒…といろいろいます)
・何人いるのか
(一人っ子なのか、兄弟姉妹がいるのか、双子なのか)
・性別は
(2)育てる世代とは
・親と定義した時に、対象は両親なのか、父親なのか、母親なのか
・親の親(祖父母)まで含むのか
・その他、養育に関与する人まで含めるのか
屁理屈かもしれませんが、0歳の子供を持つ親も18歳の子供を持つ親も「子育て世代」です。上記の例は極端ですが、共に未就学児である0歳と6歳の子供を持つ親を同じイベントで対象にすることはありえます。子供をお持ちの方はお分かりかもしれませんが、0歳と6歳はおろか、0歳と1歳でも子供が出来ることや親の興味・関心は異なります。
しかも、「子育て世代」と銘打つのであれば、主要なターゲットは子供ではなく、子供の親になるはずです。
もし、子育て支援イベントなどに参加される場合には、その対象や目的などを見てみると、違った視点で楽しめるかもしれません。主催者がどこまで深く考えているのか、誰のために行われているのかが見えてきます。
地域活動における人・団体のマッチングについて(考察)
以前の記事(ボランティア・地域活動の参加層とギャップ)で取り上げましたが、なぜ「活動支援を求めている人・団体」と「活動機会を求めている人」が結びつかないか、勝手ながら考察を書いていきます。
1.情報量が少ない
これは活動団体側からの発信として、活動内容がほとんど周知されていないことが挙げられます。背景として、もともと有志が集まって始めた活動であり、関係者は周知しているため、他の方に対して説明する必要が無かったからだと思います。
そのため、外部の方が活動参加を検討するに際に必要な情報(その団体の活動内容・構成人数など)を入手しにくい状態になっていると感じています。
2.情報収集の手段・ツールが大きく異なる
地域団体の主な広報ツールは紙媒体であり、Webサイトによる発信を行っている団体はあまり多くありません。また、募集・問い合わせの際にも電話・Faxが多く見受けられます。
そのため、活動機会を求める20~30代の方が主に使用する携帯電話、パソコンでは探すことが困難です。(もしかしたら、身近で定期的に活動している魅力的な団体があったとしても、見つけられないこともあるかもしれません。)
3.お互いがもう一歩踏み込まない
上記1と2の通り、探せば活動を依頼したいところも、活動したい人も多くいるはずですが、あと一歩届いていないのが現状です。
それは、お互いが「(団体が支援者に)やってほしいこと」と「(支援希望者が)できること」しか表示されていないためです。これは、各地域でよく行われているボランティアバンクなどに見受けられますが、登録して支援内容も閲覧は出来ますが、本当にバンクとして「貯める」だけになっていて、「繋ぐ・結ぶ」ことが出来ていないからです。
最後に(活動するために私がやったこと)
ここでは、活動をしたい私と同世代(20~30代)の視点で書きますが、地域活動するためにはアナログの情報を集めていく必要があります。
私はよく下記の手段で情報を集めていました。
・町内会の掲示板の掲示物を見る
(近所のお祭りなどは、ここで周知されます)
・行政機関(町田市の場合は市民センター)やボランティア支援団体(町田市はボランティアセンター)に実際に足を運んでチラシ・冊子を入手する
・興味のあるイベントや団体があれば、現場に飛び込む・アプローチする
・活動団体の希望と自分のやりたいことを擦り合わせる
いずれにしても、主体的に動いていかないと前に進まないのが顕著な領域です。ですが、スポットを当てている同世代は少ないですので、動けば動くほど、得ることも非常に多いと感じています。
次世代郊外まちづくり(たまプラーザ周辺)
横浜市青葉区のたまプラーザ駅周辺地域を中心に東急電鉄と横浜市が行っている
プロジェクトです。
5日(土)には、たまプラーザ駅周辺で子育て世代向けにイベントが開催されていて 、家族で参加してきました。
この活動自体は2013年より取り組まれており、今年度もいくつかのプロジェクトが行われる予定です。(下記リンクがプロジェクト詳細のWebページです)
次世代郊外まちづくり リーディング・プロジェクト(2015)
大きく6つのプロジェクトがあるようですが、その内の4つがネットワークをキーワードにして、人の繋がり・既存資産の繋がりを構築(もしくは推進)することを目的にあげています。
その中でも、「1.地域のエリアマネジメントに向けた仕組み作り」「3.まちぐるみの保育・子育てネットワークづくり」については、個人的に非常に興味があります。
興味のポイント
1.地域のエリアマネジメント
たまプラーザを拠点とする団体の活動のネットワーク化を目的に挙げているので、下記が気になります。
・対象となる団体の構成(世代や活動内容)はどのようなものか。
・ネットワーク化をした後にどのような相乗効果が産まれるのか。
3.まちぐるみの保育・子育てネットワークづくり
子育てしやすいまちを目指して、保育・子育ての主体が連携・協働することを挙げているので、下記が気になります。
・「保育・子育ての主体」がどのような人・団体か
・具体的な協働としてどのようのことが行われるのか
・「子育て」としてターゲットにしているのは、どのような世代・構成を持つ家族なのか
同じ沿線に住んでいて、よく足を運ぶところなので、今後も追っていきたいところです。
ボランティア・地域活動の参加層とギャップ
町田市で活動を始めて2年が経ち、活動の場所も増えてきましたが、不思議なもので同世代・同じ立場の方である30代前半で妻子がいる方が活動している場面に出会う機会がほとんどありません。
主体として活動されているのは、60代以上の方が多いように見受けられます。
その方々と話をしていると、活動団体の高齢化に伴う参加者の減少など、活動の継続が難しくなっているところもあり、新たな参加者を求めているようです。
一方で、学校でのボランティア活動、社会人が「プロボノ」として、自己のスキルを活かすという記事も目にする機会が多くなっています。
また、このブログにも「ボランティア」をキーワードにして、閲覧してくださった方も多くいらっしゃいます。
(この場を借りて、御礼申し上げます!)
個人的には、「活動支援を求めている人・団体」と「活動機会を求めている人」のギャップを感じています。それぞれが一定数、存在しているのに結びつくことは非常に少ないです。
なぜ、このようなことが起きているのか、考察を次の記事で書いてみます。
ご紹介(曽我の里農園「和(なごみ)」)
地域を拠点にする活動として、「食・農業」「子育て・教育」「文化・伝統行事」「高齢者」「観光」などがあると考えています。
ここでは地元に捉われずに、従来とは異なる活動している人・団体や自分が行ったり・食したりして良かったところを紹介します。
今回は7月に利用した小田原の曽我の里農園「和(なごみ)」さんです。
今までは、妻の実家で作った梅干しを譲ってもらっていましたが、作らなくなってしまったためインターネット経由で購入しました。
自宅用でしたので、「無添加・特産十郎梅干し・つぶれ 1kg/袋」を購入。塩気と酸味がしっかりとしてとても美味しくいただいています。(15/9/2現在、売切中)
ご紹介(株式会社くしまアオイファーム)
地域を拠点にする活動として、「食・農業」「子育て・教育」「文化・伝統行事」「高齢者」「観光」などがあると考えています。
ここでは地元に捉われずに、従来とは異なる活動している人・団体や自分が行ったり・食したりして良かったところを紹介します。
今回は利用してみたい企業で「くしまアオイファーム」さんです。
まだ、購入したことはありませんが、生産者として販売まで一貫で行っており、市場も国内に留まらず、海外まで拡げていらっしゃっているのが凄いです。
私は妻の実家が兼業農家で、お米や野菜をいただくのですが、とても美味しいにも関わらず、不揃いなものなどどうしても余剰が出てしまい廃棄することもあるようです。
生鮮食品なので鮮度が重要ですが、形が悪くても美味しくて安いものを消費地(東京)に持っていければ、農業と言う産業で生計を立てやすくなるのではないかと思っています。